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2010年9月24日金曜日

\(^o^) 後編②

狭い日本の社会に甘え、自立出来ずにいる大人より、社会に見捨てられた世界で、がむしゃらに生きる、ゆう君のようなホームレスが輝いて見えるのは何故だろう?

国民の義務を果たさず、身勝手な生き方だと、批判する人もいるだろう、働かざる者、食うべからずと、罵る人もいるだろう。
だけど、ホームレスは知っている、自分達をさげすみ指をさして笑う人間のほうが、どれほど、お粗末でこっけいかを。
何故なら、彼らは、そんな社会の人間関係に嫌気がさし、一人自立した人生の選択を迫られた人達だからです。
親は育児を放棄し、子供を虐待し、子もまた親の命を奪う、不正年金の受理の為、親の葬儀をせずに、自分を正当化し私欲を貪る大人の身勝手さ…
狭い日本の社会で生きる為に身勝手に平然と奪い合う社会と、ごみ箱に顔を突っ込み食べる物をあさるホームレスとなんらかわりは無いように思う。少なくとも、彼らは知っている。


ただ…僕がはじめて出逢ったホームレスのゆう君に感じた、心の自由は、社会の暗い崖の底を見てきた人にしかわからない、せつなだと思う。
人を下に見て、笑っているつもりが、笑われている。批判はするけどなにも行動しない、偏見のかたまりの、仮面をかぶった今の政治の在り方も、笑われている。
彼らホームレスは知っている。

日本の底辺から腰低く見つめている。
少子高齢化で働き手が少なくなる中、若い世代に働き口も与えられないデフレの危機的状況を、足下から見つめ直し、夢で語るのではなく、現実を見据えて一歩づつ前進しなければならいのでは。

ホームレスゆう君が何故輝いて見えたのか?

それは、誰にどう思われようと、指をさされて笑われようと、自分の中の孤独と戦いながら、生きる為に一歩づつ前に、地に足をつけながら前進しているからです。

罵り、騙し、奪い合う社会を後に、社会の溝に落ちたホームレスの世界に足を踏み入れる、すまいるでした。(^-^)v


【次回~「ハニカミホームレスゆう君のアジトを訪ねて( ̄ー ̄)」また次も見てね♪ホームレス♪ホームレス♪】

2010年9月18日土曜日

出逢い\(^o^) 後編

「ホームレスになっちゃったみたい」
^_^;と、すまいる…。

「ありゃ冗談でしょ?」
\(゜ロ\)(/ロ゜)/と、ゆう君…

「冗談が本当になる、ウソみたいな本当の、お話」^_^;
ゆう君唖然\(゜ロ\)(/ロ゜)/

「僕、美容師やってんだ。」

「えっ!?じゃなんでホームレスするの?仕事嫌いなの?おいは、人間関係が嫌でホームレスやってんます~」(^3^)/

「仕事は問題ない、大好きだよ。」

「だったらやめたほうが良いよ!!」

「もう決めたんだ、後にはひけない!!」

「あい~( ̄ー ̄)だったら今度髪切ってくんねぇ~かな?」

「いつでも良いよ。」(^-^)v

「じゃあ今度さぁ~おいのアジト遊びに来てよ!!代々木公園のバスケットコートのわきのベンチで寝てっから、夜空き缶集めて、昼間空き缶潰して起きてるからさぁ~。( ̄ー ̄)」

「了解した!遊びに行くね♪」(^_-)

「そだぁ!名前なんてぇ~の?」

「すまいる」

「すまいる?あ~そう~じゃあ、す~さんでいいね。( ̄ー ̄)おいは、ゆうってんだ、ヨロシク!」

と、矢沢永吉の口調を真似ながら、スーパーハイテンションで空き缶いっぱいを乗せた台車を押しながら、竹下通りの方向に姿を消して行った。

僕が想像していたホームレスのイメージとはだいぶ違っていた。

彼はとても明るく、ユーモアに溢れ、語りかける目の奥は純粋な光りをもっていた。
満員電車に揺られ、肩を落としながら、疲れた表情を浮かべる社会の不条理で生きる現代人よりも、自由に強くたくましい、原始人に出逢ったような感覚だった。

またまた続く・・・

2010年9月10日金曜日

出逢い③

2010.9.10
マザーテレサは言いました。
「都会の病は貧しい街の病より病んでいる」と、

昔の日本人は狭い島国で、畳一畳と三杯の飯があれば、生きていけるたくましさがあった。
昔の侍は刀さえあれば生きていけた。
人は一人では生きていけない、確かに一人では生きていけない。
支えあって、助けあって生きている。

だけど、本当にそうでしょうか?
近隣の住民に興味も無い、街でうずくまっている人がいても声もかけない、夜中に酔いつぶれて道路の隅で寝ている人を気にもしない。
もしかしたら、都会の病は心の貧しさから生まれているのかもしれない。
欲しい物を手にいれる為に身を削るのか、生きる為に身を削るのか、その選択は自由です。

昔の日本人は生きて50年、今の日本人は80年。
世界一の長寿、今の日本に生かされるのか、生きるのか。

支えあい、助けあい、愛しあう生き方は大事だけど、その前に一人で生きる力が欠けていたのかもしれないと思わせる。

2010年7月21日、
「ファッションはパッションである」
の答を捜し旅に出たやさきに出逢った、始めてのホームレスとの対話に34年間の自分の甘えた人生を振りかえっていた(・・;)

【次回『出逢い続編!!』
また次も見てくださいね(^-^)すまいる(^-^)すまいる\(^o^)/】

2010年9月3日金曜日

出逢い②

2010・9・3
Oh~ラ~イ!
心配御無用いい人そうだ。
Mrホームレスは山のように積み上がった空き缶を台車に乗せて、ハニカミながら、そう答えた。
まさに、Mrハニカミホームレス
好感触(^O^)
すまいるホームレス生活初日にて一人目のホームレス友達ゲッツなるか?

年齢34才、もとコンビニの副店長をしていたというホームレス、
通称ユウ君。
代々木公園のベンチに寝床を構え、原宿、青山界隈の空き缶を集めている。


「すいません…それ幾らくらいになるんですか?」
と、いきなりたずねる。
一キロ90円で一週間に一回、業者の方が取りに来て、集めた空き缶をお金にしてもらい生計をたてているらしい。一キロ90円で生計をたてるったって、空き缶どんだけ集めたらいいんじゃ?と思うでしょう。
試しに空き缶を集めて(アルミ缶のみ)袋に入れ、一リットルのペットボトルと比べて持てば、どのくらいの空き缶を集めたら良いかわかる。
実際にホームレスは計りを持っていないので、そうやってどのくらい集まったか目安をつける。だいたい、スーパーで貰う大きいビニール袋いっぱい分ぐらいである。
Mrハニカミ王子ゆう君はその空き缶をpm23~am7の8時間集めまくる。台車いっぱいになった空き缶は一度、代々木公園の自分のアジトに隠して置いて、また取りに行く作業を繰り返す。
そうやって集めた空き缶を今度はam12までの5時間をかけて潰しまくる作業に入る。
つまり、実質、13時間の重労働、これを雨の日以外毎日、休み無しで
行っている。

これで、一ヶ月空き缶を集めて幾らになると思います?
(^0_0^)チチチチチ…ファイルアンサー!?


正解は!4万円~5万円!
オ~ラァ~イ。凄い!!

既婚者で、おこずかい性のサラリーマンよりお金を持っているかもしれない。奥様、旦那さんのおこずかい、ホームレスのおこずかいより低く無いですか?大丈夫?(^^ゞ。
しかも、ハニカミ王子ゆう君は、夏の終わりを考え、寒さをしのぐ寝袋を購入する為、今月から、郵便貯金を始めた。

残高一円のゆうちょ銀行に、なんと!4000円の貯金をしたのだ。
「4000円入れたから4001円、ホームレスが貯金ってウケるでしょ(笑)」
と、ハニカミ王子ゆう君は満面の笑みで笑う。

10月の後半には12000円、正確には12001円貯まる予定だ(笑)。
「丈夫な登山用のいいヤツ買うんだぁ~。」と、
野心に燃える目で語った。
趣味や娯楽の為ではなく、生きるのに必要なアイテムを手にいれる為に働く。

欲しい物がたくさん有りすぎる今の日本社会。
山のように積み上げられるゴミ箱の中から、生きる為の克てを探す、ゆう君がたくましく見えるのは、僕だけでしょうか?

まだまだつづく・・・